資産形成において、まず第一段階として必要なのが入金力を高めることです。
入金力を高めるということは投資に回せる金額を増やすということを意味します。
つまり、稼ぎから生活費を差し引いた余剰金を高めるということですね。
今回はこの入金力の高め方についてお伝えしていきたいと思います。
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少額投資では大きな資産形成は難しい
例えば、毎月1万円を投資に回した場合を考えてみましょう。
1年間でたった12万円、30年続けてもたった360万円しか投資を行うことができません。
このような状態では、天才的なリターンを出し続けなければ億単位の資産を築くことは困難でしょう。
一方で、筆者が30代で2億円に迫る資産を築けたのは高い「入金力」があったからです。
もし、毎月30万円を投資に回すころができれば30年間で1億800万円もの資金を元本として積み上げることが可能となります。
さらに、長期的な複利効果を活かせば超富裕層と言える5億円以上の資産を構築することが可能となります。
金本位制を脱し不換紙幣の時代になり、株式を始めとした「資産」は上昇していくことが長期的には決定しています。
如何に大きな規模で投資資金を大きくできるかどうかが勝負なのです。
では、入金力を引き上げるにはどうすればいいのでしょうか?
入金力を引き上げる具体的な施策
入金力は「可処分所得」から「支出」を差し引くことで算出されます。企業で例えるなら売上から費用を差し引いた利益が入金力に該当しますね。
これはシンプルな公式ですが、その実践には工夫と戦略が求められます。以下では、具体的なアプローチを紹介します。
1. 所得を引き上げる
所得を増やすのは簡単です、そう「転職」や「副業」です。
利益率の高い業界への転職(金融・不動産・ITなど)
転職は、給与を大幅に引き上げるチャンスです。
今では正社員の10%近くが転職を経験しています。今の所得に満足をしていないのであれば、転職を実践して所得を引き上げることを検討しましょう。
給与をあげるなら金融や商社、IT系などがよいでしょう。若いうちはポテンシャル採用による転職もあるので転職を考えるなら早めに検討した方がよいです。
参考メディア:
IT業界ノート:IT業界の実体験を発信
ウズウズキャリアサポート:株式会社UZUZが運営する、20代の第二新卒や既卒、フリーター向けの転職エージェントです。
未経験者向けの求人が豊富で、利用しやすいのが特徴。大手や優良企業の求人が多く、登録企業3,000社のうち約60%が従業員1,000名以上。職種は営業、エンジニア、事務、技術職など幅広く選べます。
ヒュープロ:士業・管理部門に強い転職エージェント ヒュープロ
ただ、収入の高い企業ほど過去の実績やスキルの高さが必要になってきます。実績×スキルの獲得と向上を常に意識し、日々仕事に取り組んでいきましょう。
参考メディア:
英会話 個人レッスン - MyPace English:東京の自宅や オフィスに英会話講師を派遣。 子どもから成人まで英会話レッスンを マンツーマンでご受講いただけます。英語講師求人
副業を行う(=事業を立ち上げる)
副業もまた、有力な選択肢です。副業といっても様々なものがあります。
- ITスキルを活かしたソフトウェア開発
- ウェブ知識(SEOやリスティング広告など)を生かして集客代行
- 医師バイト
副業が波に乗ってきたら今度は独立をしていきましょう。受託だけだと得られる利益に限界がありますからね。ただ、独立は茨の道です。スキルがあっても集客を自分で行う必要がありますからね。
ひと昔前であれば集客が非常に難しかったですが、今はインターネット全盛期です。パソコンとインターネットさえあれば自分だけでも大量に集客を行うことが可能になります。
個人ブログを開設し、そこから商品を紹介するなどして収益をあげることができる時代です。
お金をかけずにGoogleの掲載順位を引き上げるSEOを高めればお金をかけずに、いきなりモノやサービスを販売することができます。
以下のメディアやツールが非常に有用なので、ぜひ参考にしてください。
参考メディア:
- and media:and media株式会社はSEOやオウンドメディアに特化したSEO対策会社です。キーワード選定からコンテンツ制作、リンク戦略など包括的にSEO支援を行っています。
- WEBLANCE:WEBLANCEは、エンジニア・デザイナー・マーケターを対象とするフリーランスの案件探しのサポートを行っているフリーランスエージェントです。
- AOIBLOG:主にプログラミングをはじめとしたIT関連に特化したWebメディアです。
- 失敗から学ぼう!:「会社員がスキマ時間で自分を磨き、稼ぐ」をコンセプトにブログ等で収益を得る手法について発信しているメディアです。
- 株式会社BizPato:WEBライター育成やWEBサイト作成の支援を行う会社です。(関連:民泊で収益を得る方法を伝える民泊管理バンクも運営されています)
参考ツール:
クラウド型検索順位チェックツール『Nobilista』:Nobilista(ノビリスタ)
は日本製のクラウド型検索順位チェックツール。 無料プランから有料まで多彩なプランがあり、 クラウド型なのでWindowsからMac、 スマホユーザーまで利用ができます。
- クラウド型なのでブラウザ上で利用可能
- 365日間全自動で検索順位を計測
- 検索ボリュームや難易度などの指標も同時に表示
- 共有用のURLを発行することで社内にレポート共有が可能
Ahrefs:ブログ(メディアサイト)のドメインパワーや検索上位に掲載されている競合他社の情報などを可視化できるツール。筆者も活用中でWebマーケティングを行う上では必須のツールです。
タスカル:タスカルは、
株式会社Colorsが運営するオンラインアシスタントサービス です。 タスカルは月間10時間~、1時間あたり税込2,750円〜
というリーズナブルな価格帯で、 一人社長や中小企業向けにサービスを展開しています。 月内で使いきらなかった稼働時間を翌月へ繰越できる点が特徴です 。
対応できる業務は幅広く、事務作業から人事・総務、経理、Web制作やSNS運用業務まで得意としています。
依頼時は専任ディレクターが窓口になり、実業務は専門スキルを持ったアシスタントがチームで対応します。
また、特別なスキルがなくても、データ入力や簡単な作業で副収入を得ることが可能です。
ただ、労働を行なった分報酬を貰うような働き方では副業収入も増えませんよね。やはりレバレッジの効く不動産やインターネット収入の獲得を目指したいところです。
2. 節税を行う
今までは売上そのものを増やす話をしてきましたが、可処分所得を引き上げるには節税を行うことも重要になってきます。
サラリーマンであれば、「ふるさと納税」や「住宅ローン控除」、「iDeCo」を活用することで、税負担を軽減できます。
これは誰にでもできることですので、面倒くさがらずにやりましょう。
また、住宅ローン控除は、初年度に確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整で自動的に適用されます。
夫婦で二人で30万円から40万円の節税ができるのでやらない手はないですね。
iDeCoは、拠出した金額を課税所得から差し引くことで、将来の税負担を減らす効果があります。
支出を抑える工夫
さて次に支出を抑える項目にうつっていきます。ここでは大きな支出項目に限定してお伝えします。
1. 住居の選択
やはり人生における最大の支出は賃貸ですね。
「賃貸」と「持ち家」のどちらが得かという議論はありますが、不動産の価値が上昇する都心に限って言えばですが長期的に見れば「持ち家」が有利です。
反対に賃貸は家賃の中にオーナーの利益が内包されており持ち家に比べてコストが高くなる傾向があります。
また、持ち家は資産として保有できます。つまり投資の側面もあるのです。
将来的に価値が上がれば売却益も期待できます。
それまで支払っていた家賃も一括で返ってくるため、人生で最もお金のかかる住居費を実質スキップできる点は資産形成に大きく追い風ですよね。
2. 保険の見直し
保険は必要不可欠ですが、重複している保険や、現在のライフスタイルに合わない保険に無駄なお金を支払っている場合があります。
保険の内容を定期的に見直し、本当に必要な保険に絞ることで、支出を大幅に削減できます。
3.ポイ活を行う
ポイ活の最大の魅力は、日々の生活費を賢く節約できる点にあります。
貯めたポイントは、現金同様にさまざまな場面で活用でき、次回のショッピングでお得に商品やサービスを手に入れることが可能です。「ポイント」というと獲得しているイメージが強くなりますが、実質は何か商品やサービスを受けた時の料金が数パーセントOFFになるということです。
効率よくポイントを積み上げることで、さらに大きな節約効果が期待でき、家計の負担を軽減することができるでしょう。
ポイ活に関しては先人の知恵をお借りすることをお勧めします。
総括
投資における成功のカギは、いかにして「入金力」を高めるかにあります。
入金力が高ければ、高リスク・高リターンの投資戦略を取る必要がなく、安定した資産形成が可能です。
今一度、収入の増加と支出の管理方法を見直し、将来に向けて着実な一歩を踏み出しましょう。