自分で株式投資、FX、コモディティ投資をしないのであれば、投資先は投資信託やヘッジファンドなど、プロの投資家に任せることになると思います。
投資先を選ぶ際に最も重要なのは「運用実績」ですよね。投資先のファンドの運用実績がマイナスでは目も当てられません。
また、運用実績については見極めも必要です。短期間で派手なリターンを出したことを売りにしたファンドに投資することはオススメしません。
長期に、着実に利益を積み重ねていけるファンドを選定する必要があります。
「資産を増加させる」とはコンスタントに長期にわたりプラスを積み上げることです。
Snowball effectとも言われますが、雪だるま式(複利運用)に資産を増やすことが最も資産を増やすにあたり近道になります。
1000万円を適切に運用すると、以下のようなリターンが見込めるのです。
1年だけ大きくリターンを出しても次の年からはマイナス運用してしまえば、たちまち資産を溶かしてしまい、複利効果が消えます。
今回は、すでに運用を開始して10年ほどが経過する国内老舗ヘッジファンド、BMキャピタルの運用実績について取り上げてみたいと思います。
BMキャピタルについて網羅的に記載している記事は以下になりますのでそちらも参考にしてみてください。
関連記事:【BMキャピタル体験談】投資家歴9年の投資家目線で評判のBM CAPITAL(ビーエムキャピタル)を徹底的にわかりやすく解説!
Contents
コンスタントに利を積み上げるBM CAPITALの運用
BMキャピタルの運用実績は年間平均利回り10%となっています。公式ページにある通りです。
このマイナスになる年がない、というのがBMキャピタルの真骨頂だと筆者はイチ個人投資家として感じています。また、これが一番難しいことだとも思っています。
これは数字を置いて実感した方が良いです。
TIPS:多くの人が勘違いをしているマイナスインパクトとコンスタントな複利運用の破壊力
投資においてマイナスをだすことのインパクトは非常に大きいという点とコツコツとリターンを積み重ねていく重要性について例を用いてお伝えしたいと思います。
<例.>3年間あるファンドに投資(引き出し無し)をします。リターンは以下の通りでした。
- 1年目+30% 2年目 +30% 3年目 -30%
- 1年目+5.76% 2年目+5.76% 3年目 +5.76%
①の1年目+30%、2年目+30%は凄いですね。対して、②は非常に堅実です。
どちらが3年目を終えた時に、リターンは大きくなっているでしょうか?
それでは見ていきましょう。まずはリターンの低そうな②を計算します。
投資元本は1000万円です。
②の場合...3年後には11,892,444円となります。
Year | Asset | 5.76%リターン |
0 | 10,000,000 | 576,000 |
1 | 10,576,000 | 609,178 |
2 | 11,185,178 | 644,266 |
3 | 11,829,444 | - |
①の場合は...3年後に11,830,000円となっています。
Year | Asset | +30%/-30% |
0 | 10,000,000 | 3,000,000 |
1 | 13,000,000 | 3,900,000 |
2 | 16,900,000 | -5,070,000 |
3 | 11,830,000 | - |
なんと①と②はリターンがほぼ変わりませんでした。そして、一般的に年利回り+30%というのは異次元なレベルのリターンです。運が重ならないとまず不可能な水準です。
なぜなら世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットでも平均リターンは20%となっています。
むしろ平均年利回りが20%を超える数字を謳っているファンドがあれば、それは詐欺を疑った方が良いでしょう。
ちなみに以下を見て、年平均利回りは10%だと勘違いする人がいます。それは違います。
- 1年目+30% 2年目 +30% 3年目 -30%
年平均利回りですと、1000万円が3年間で1331万円になります。
Year | Asset | 10.00% |
0 | 10,000,000 | 1,000,000 |
1 | 11,000,000 | 1,100,000 |
2 | 12,100,000 | 1,210,000 |
3 | 13,310,000 | - |
先程上記でも計算した1、2年目+30%、3年目-30%の場合は以下でしたね。3年で1,480,556円も差がつきます。
Year | Asset | 5.76%リターン |
0 | 10,000,000 | 576,000 |
1 | 10,576,000 | 609,178 |
2 | 11,185,178 | 644,266 |
3 | 11,829,444 | - |
上記の計算を見れば、如何に短期間での派手な実績が空虚なものなのか、また小刻みにマイナスを出さずプラス運用することの破壊力がわかってきます。
BMキャピタルの特徴
ここではBMキャピタルの運用における特徴を書き出していきたいと思います。
特徴①:バリュー株投資の真髄、アクティビスト活動で利回りを「稼ぐ」
年平均利回りが10%とは、実績として文句のつけようがないものです。しかし、どうすればこのような数字を実現できるのでしょうか?
バリュー株投資を駆使し、アクティビスト活動にて更に株価上昇を狙うという確立した手法が大きな要因になっています。
バリュー株投資の特徴として、「価値のある企業を割安で購入する」とあります。
筆者も長年バリュー株投資をしていますが、銘柄の見極めさえできれば下値は限定的であり、市場が暴落時にも下落耐性が強いことはとても理解できます。
そもそも、価値ある企業が市場全体の暴落など調整で割安となっているところに投資をする手法なので当然です。
バリュー株投資とは、非常に防御力が高い投資手法です。
ただし、これを一般個人投資家が自身で実行するのはほぼ不可能です。
そもそもバリュー株投資とは、投資のプロであり、一流外資金融で経験を積んでいない限り習得するのが非常に難しいです。
たまにバリュー株投資家を名乗る人も見かけます。
しかし、大半がPERで割安だから購入する、BSで資産性が高いアセットが多い、などなど、まさにバリュー株投資を理解していない人の見解ばかりです。
真に価値のある企業を見極めるのは本当に難しいです。
実際にバリュー株投資を実践する人は投資家である以前に事業家でもあり、金融界でも優秀な人材であり、また財務諸表を精密に読み解ける財務的思考も必要になるのです。
こちらに再現性はほぼないと言っても良い手法で、相当な経験と知識が求められる手法です。
また、バリュー株とは割安で投資をしたはいいものの、株価が実際に上昇するタイミングだけは読めませんし、下手をすればそのまま万年割安株になってしまう可能性すらあるのです。
従い、アクティビストとして活動し、株価上昇するよう「モノ言う株主」として経営、資本提言などが必要です。
しかし、少額の投資しかできない個人投資家では提言などできるはずもなく、ヘッジファンドなど機関投資家のように豊富な資産がない限り、実現できない投資がバリュー株投資なのです。
バリュー株投資を確立した、そして筋の通った株主提言ができるファンドマネジャーが在籍。
またBMキャピタルという「豊富な資金を持つファンド」が揃っていることから、マイナスを出さない運用でパフォーマンスを出していると言えます(日本株式市場との相性も良い)。
特徴②:下落相場でも抜群の安定感、高いディフェンス力
BMキャピタルの運用は非常に安定感のあるものとなっています。
株式市場は相場サイクルがありますので、相場全体が上昇する時期、下落する時期がそれぞれ存在します。
そして、例えばグロースファンドなどは上昇相場で大きく利益を獲得しますが、下落相場でその利益を大体吐き出してしまうのが常です。(結局トータルでマイナスのパターンが多い)
株式とは下落の方がハイスピードで掘っていく幅も大きいので、ファンドのディフェンス力が低い場合、あっという間にリターンが悪化していきます。
ウォーレンバフェット氏も、ベンジャミングレアム氏も割安で株式を購入する理由はそのディフェンスに特化していることが背景になります。
バフェット氏は「ルール1、損失を出すな、ルール2、ルール1を忘れるな」といった格言を残しています。
株式でのハイリターンとは実はディフェンスから生まれていることがよくわかります。そして、ディフェンスこそが、BMキャピタルの真骨頂なのです。
相場環境が悪かった2015年から2016年や2018年の大幅な調整を見事に無傷で乗り切っています。
2020年2月のコロナショックで世界的に株価が暴落した時も、2021年末から2022年の下落も無事乗り切り利益をあげています。
また、直近2021年末からの調整局面もBMキャピタルは見事に乗り切り殆ど下落せず、日経平均を20%以上上回った成績を叩き出しています。
市場が20%以上下落しているの無傷というのは素晴らしい安定性を誇っていますね。引き続き守備力の高さは健在といえます。
2024年の日経平均の暴落も回避し、今もリターンを伸ばしています。
安全性の高い銘柄への投資の実行とファンドマネージャーの適切なポジション管理の賜物ということができるでしょう。
チャートは問い合わせを行い面談時に営業員から見せてもらうことができますが、下記のヘッジファンドの上位互換をイメージしていただければと思います。
上記のヘッジファンドの平均では下落する局面もありますが、BMキャピタルは下落を一度も経験することなく右肩上がりに資産を押し上げているのです。
特筆すべきなのは、価格の変動幅(リスク)の少なさです。皆さん以下のファンドAとファンドBであれば、どちらが安心して投資を行うことができるでしょうか。
成果が同じでもファンドBの方が安心して保有することができ、長期投資にも適していますよね。
BMキャピタルは正にBのようなファンドで、この価格のブレを数値化した標準偏差という指標を見てみると、日経平均が4.65%に対して、BMキャピタルは3.23%に抑えられています。
日経平均の70%の価格のぶれで、日経平均より非常に高いパフォーマンスを上げているということですね。
つまり日経平均に比べて、ローリスク・ハイリターンの理想的な成績を残しているアクティブファンドといえるでしょう。
上記のファンドBのような実績をあげている世界最大のヘッジファンドがあり、それがヘッジファンドの帝王、レイダリオ氏が運営しているブリッジウォーターアソシエイツなのです。
詳しいチャートや成績については営業員から説明を受ける際にみることができます。
以下から問い合わせを行うことができるので興味のある方は話をきいてみるとよいでしょう。
まとめ
BMキャピタルがどのようにしてコンスタントにプラス運用を積み上げ続けているのかにフォーカスして書いてみました。
かなり現実味のある投資を実行しており、また複利のインパクトを理解した運用を行なってくれていると思っています。